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占守爆雷装備型
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駆逐艦 占守 性能一覧 Edit

国籍Lv.名称クレジットDP速度主砲副砲1副砲2魚雷機雷爆雷
砲数HEAPAA砲数HEAPAA砲数HEAPAA総火力詳細総火力詳細総火力詳細
日本海軍.png35占守爆雷装備型229702037838.71×346355694773159×3×1

占守爆雷装備型 Edit

LV:35
DP:20378
速度:37.5knt
武装
-12cm/45 10式小型艦砲 1*3(HE:463/AA139)
-95式改良2型爆雷発射管 1*3(Dmg2530)

本艦型について Edit

昭和初期に於いて、南樺太を保有していたこともあってオホーツク海では盛んに北方漁業が営まれていた。しかしこの事によるソ連との争いも絶えず、
海軍が時折北方に対して駆逐艦を派遣して対処にあたっていた。しかし駆逐艦による護衛はコストが高く付く上に、元々そのような北方業務に
供する為には設計されておらず、耐寒装備が不十分であった事から冬季の運用には難があるなど、満足出来る状態とは言いがたかった。
そこで艦政本部は北方警備用の護衛艦の設計・建造計画を提出する。これが占守型であった。艦類別は海防艦とした。
しかし当初の案であった1,200tonクラスの護衛艦案は昭和6年(1931)第一次海軍軍備補充計画(①計画)、昭和9年(1934)の第二次海軍軍備補充計画(②計画)
の両方でも採用されず、昭和12年(1937)の第三次補充計画(③計画)においてようやく建造される運びとなった。
予算の都合によって占守型の姿は排水量凡そ900ton、旧式の駆逐艦砲3門、高角砲4門、水測兵装に至っては後付で付けられたという有様となった。
呉の工廠では主力艦の建造工事が集中して行われる事になっていた為、その設計は三菱重工に委任される事になった。
兵装が控えめ、しかも旧式化した装備ばかりが積み込まれており護衛艦としての性能は低いと言わざるを得ないが、
船体の基礎性能は高く、耐氷構造を持ち頑強であり、復原性も良好、船内の除氷設備や暖房も充実していた。
しかしこうした耐寒性のある装備を揃えたことでその性能とは裏腹に建造工数が嵩み量産に不向きであるというもう一つの欠点を抱えることとなってしまった。
尤も、こうした設計の裏側には第四艦隊事件、友鶴事件で過敏になっていた時期の設計であるとか、初めて設計が試みられた様な艦型であった事もあるが・・・
しかし実際にこうした艦型の設計開発が行われたことで、後の御蔵型、丙型海防艦の登場の礎になった事は間違いないと言えるだろう。
本型は昭和15、16(1940-1041)年にかけて4隻が竣工。言うまでもないが、この時期は最早北方漁業の問題がどうたらではなく太平洋戦争が実際に勃発した為、
本型は完成直後より大小様々な船団護衛の任務に就くこととなった。


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