睦月機雷装備型 のバックアップの現在との差分(No.2)
駆逐艦 睦月 性能一覧
睦月機雷装備型
睦月機雷強化一型
睦月機雷強化二型
睦月対空強化型
睦月対空強化型改
睦月魚雷強化型
本艦型について峯風型系統の艦艇では最終型となる本艦型。大正十二年艦艇補充計画によって1925-1927年にかけて 12隻が建造、後に更なる増産も検討されたが、特型駆逐艦への生産に切り替わっている。 峯風型の改良型である神風型と大きな船型の変更は無く、寸法もほぼ同一だが、艦首形状が スプーン・バウからダブルカーブド・バウに変更され、艦首のフレア(波を防ぐための艦首のカーブ部分) も大型化されたことで、さらなる凌波性向上が図られている。 また雷撃力の大幅な強化が図られ、峯風・神風型までの53サンチ魚雷から61サンチ魚雷6門に換装され、 予備魚雷数も前型までの2本から全ての発射管分の6本に増加した。 これはワシントン条約によって主力艦保有比率が米英の6割の重量に制限され、その為に仮想敵のアメリカ との決戦では最大の戦闘艦である戦艦に対して魚雷襲撃による漸減作戦を用兵側が重視した事による。 魚雷襲撃を必ず成功させねばならない(=失敗すれば6割の戦艦でアメリカと戦わねばならない)、 という環境下に於いては53cm魚雷では威力不足だと考えられたからである。 この重武装化によって船体重心が上昇し、竣工直後や第四艦隊事件(1935年の台風による大規模海難事故)にて 船体強度の不安と相まって問題を引き起こしている。 余談だが、峯風型から本型までの八八艦隊型駆逐艦は、史上最大級の海上決戦となった ジュットランド海戦においてドイツ海軍水雷戦隊がイギリスの駆逐艦隊に魚雷襲撃を阻止されたという戦訓から、 魚雷襲撃を妨害しに来る敵駆逐艦隊を砲撃力で圧倒する為当時の列強が保有する駆逐艦より重武装であった。 尤も、本ゲームに登場する他国駆逐艦はより後の時代の駆逐艦なので砲力の優位は然程でも無くなっているが。 |